笑顔と涙の卒業式

トップ NEWS & TOPICS 笑顔と涙の卒業式

3月12日(土)卒業式が行われ、2年生が英語キャリア科を旅立っていきました。

コロナ禍での登校やイベントの制限、就職活動への影響など、多くの困難を乗り越えてきた2年間でした。
それでも前向きに様々な学びや気づきを得て成長し、最後は笑顔と涙で卒業していく姿は、感慨深いものです。

 

最後のホームルームでは、一年間の思い出が詰まったフォトブックをみんなに贈りました。

思い出写真の他に、課題やプレゼン資料、職業適性講座や特別講座で学んだことなど、見どころ満載の144ページ!(^^)!

各授業科目の学習成果は、試験やテクノス展で確認ができますが、学校生活全般での学びは自分自身で気が付かない場合があります。

お互いの「学んだこと」を知ることで「自分自身の成長の掘り起こし」につながり、様々な体験や経験に更なる意味や価値を見出してくれたら良いなと思います。

例えば、パラオ、パプアニューギニア、サモア、バヌアツ、キリバス、ソロモン、日本の7か国を同時に繋いで、約50名が参加した先月のJICAオンライン交流会では、各国のプレゼンターから現地の生活や文化を学びました。

しかしそれ以上に、初めて見た通訳のプロの仕事現場から学びを得たり、あるいは現地のプレゼンの段取りの悪さや、時間の感覚の違いから学びを得たりと、学生の学びの広さや深さに私も驚かされることがあるのです。

また、将来このブックを見て「あの頃はこんな考えだったんだ」「かけがえのない仲間と楽しい学生時代を過ごしたな」「学んだことが今でも役立っている」などと母校を懐かしく思い出して、見守り続けてもらえたら嬉しく思います。

最後のページは、「お互いの良いところ3つ」を全員で書き合ったシールを、各学生のブックに貼りました。
良いところ3つではなく、感謝や思い出のメッセージを書いてくれた学生もいます^^

一年間、真剣に学生たちと向き合ってきた日々を思い出し、涙なしでは作れなかったこのフォトブック。
みんなからのメッセージを見て、改めてやりがいと誇りを感じ、教員になって良かったという想いが溢れてきました。

卒業生は4月から就職したり、留学や大学併修学科に進んだり、それぞれの道に向かって歩き出します。

半年前のテクノス祭を機に子供たちに英語を教えるアルバイトを始めた学生もいますが、「英語キャリア」の道の一つとして、この素晴らしい「教員」という仕事もいつか考えてもらえたら、喜ばしい限りです。

今後の皆さんのご活躍を心から祈っています。
卒業生の皆さん、そして保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。

一覧へもどる